はるかなる辞書

横浜のデリバリーヘルス RE:PRESIDENTに在籍しているはるかです。私の心の中のメモと活字愛。

皆勤賞のあの子

真冬の早朝。

夜が明ける前の空に

白い月が見えて綺麗だった。

1日が始まる前の静けさが心地いい。



今日は久しぶりにワードガチャ。

〖生活指導〗

小、中、高校と学校生活があるけれど

中でも、生活指導が厳しかったのは

中学校だったなぁ。

2、3年生は自由なのに

1年生だけは色々規則があって

1年生女子は、なぜかヘアゴムが黒のみ。

何度か紺色のヘアゴムをしていたら

主任に髪をほどかれて、わざわざ

黒マジックペンで塗りつぶされたのは

呆気にとられたっけ。

今、思い返してみても謎だし、

主任のメンタルが

今や、現代病として定着した

心の闇の先駆けモデルみたい。


同じクラスだった子で、とても

大人しい男子がいたんだけど

その子にはすごい八つ当たりしてた。

どんなことをされても

グッと堪えていて、男子が入っていた

部活もなぜか顧問が主任だった。

しかも、活発な運動系の部活だったのに

男子はなんであの部活を選んだんだろう。

とても不思議な2人。

普通なら逃げ出すだろうに

男子は3年生の生徒で唯一、

3年間無遅刻無欠席の皆勤賞で

卒業式で表彰されて、周りも

どよめいていたのを覚えてる。



私が母親世代になった今では

きっと、規則の基準が変わってると

思うけど…。

もし今も、この主任がいたら

保護者側から5G速度で生活指導の嵐

だろうな。


でも、私の世代で救いだったのは

携帯電話やインターネットがなかった

ことかも。

令和っ子の気苦労をお察しする。

当時は子どもだったし、大人になっても

人間関係が続くのか…って

勝手に思ってた。

でも全然、そんなことなかった。

義務教育の集団は、ほんの一瞬。

むしろ、30歳を過ぎてからが

良い出逢いが待ってることもある。



あの時の皆勤賞のあの子は今、

どんな人生を歩んでいるだろう。

過去の殻を抜け出して

幸せになっていてほしいな。

私も中学生でエロ本に出逢った

あの時があって、今の私がある。