はるかなる辞書

横浜のデリバリーヘルス RE:PRESIDENTに在籍しているはるかです。私の心の中のメモと活字愛。

幼馴染みのプレゼント

【目ざまし時計】

 

☆意味

指定の時間に起床させることを目的とした時計である。

昔ながらのアナログ式の目覚し時計には、通常の長針、短針、秒針のほかに、

起床時刻を設定するための「目安針」が取り付けられている。

現在ではデジタル表示式のものも広く普及している。

 

 

今はスマートフォンが普及して、『アラーム』の方が

 

言葉としては、身近に感じそうだけど、私はカタカナや

 

横文字よりも目ざまし時計の響きが愛着ある。

 

目覚まし時計には思い出がある。

 

小1の頃、同じアパートに住んでいた幼馴染みの男の子から

 

お誕生日プレゼントにスヌーピーの目覚まし時計を

 

もらった。今でもその時計は実家にあって使える。

 

その男の子は、ファミコンが得意で器用な指さばきと

 

連打が秀逸で、私は口をポカンと見入ってた。

 

不思議だったのは、優しい日もあればイジワルな日も

 

あって、時代を見据えたようなツンデレ君だった。

 

あれは本当に何だったんだろう…。

 

だから、まさかのプレゼントとお手紙に驚いた。

 

親戚以外からもらった初めての誕生日プレゼント。

 

きっと、おばちゃんが思い出してくれたんだろうけど

 

どれにするか一緒に選んだり、お手紙を書いたのかと

 

思うと、嬉しい気持ちでいっぱいになった。

 

でも、それからすぐにお互い引っ越しをしたけれど

 

母親同士の年賀状は続いていた。

 

でも、母が1年だけ年賀状を出さずに、翌年に

 

送ったら住所不明で戻ってきてしまって

 

現在の状況はわからないまま。

 

母もお正月を迎える度に悔やんでいる。

 

あの歯抜けの無邪気な笑顔と、照れ隠しみたいに

 

嫌がるような顔をしていた幼馴染みは

 

どんな雰囲気の紳士になっているんだろう。

 

おばちゃんと鼻水垂れてた弟くんにも逢いたいな。

 

身長や雰囲気は変わっても、

 

嬉しい思い出は色褪せず、

 

目ざまし時計は、絆で繋がっているかのように

 

時を刻み続けている。